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〔実習先訪問〕熟練の技と知恵

 9月24日に萩原さんの二カ所目の実習先を訪問しました。埼玉県白岡町で米、野菜、花を2haほど栽培している斉藤恭治さん宅です。70歳代のご夫婦が二人だけで経営しています。
 花の栽培は4年前から畑のまわりの空き地や林を開墾して始めたそうです。キクなどを露地で栽培しています。一見、栽培面積はそれほど大きくないようですが、それでもお彼岸の時期は直売所に出荷するのにかなり忙しかったということです。
 萩原さんは、お彼岸の前は稲刈りをし、その後はもち米の収穫を手伝うとのことで、ご夫妻からは良くやってくれて助かるとほめていただきました。しかし、恭治さんからは一言、「機械作業は慣れているけど鍬の使い方がダメだ」と言われました。どんなに技術が進んでも基本が大事だと新しい鍬を買ってきて使い方を指導したということです。実際に鍬で耕すと雑草が生えにくいという 機械とは違うメリットがあることを説明していただきました。
白岡町は梨の産地で周りは梨農家が多い中、斉藤さんは他品目を栽培しています。夏はもちろん冬も、大根、ホウレンソウ、小松菜など忙しいようで、今でも朝早くから夜遅くまで働いています。奥さんも驚いていましたが80歳近いとは思えないほど元気です。
 また、斉藤さんは、灌漑設備なども含めて何でも自分でやるそうで「まさに私は百姓です」と言っていました。萩原さんは「斉藤さんが自分の親の世代とは違う経験と知恵を持っているので勉強できる」と実感を込めて話してくれました。

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